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ドバイの中心街で自動走行車EZ10を実験導入

無人走行車の実験走行が2016年9月の1か月間、ドバイ市内のモハメッド・ビン・ラシッド・ブールバードで施行された。このプロジェクトはドバイ交通局(the Road and Transport Authority)とエマ―プロパティズ社(Emaar Properties)との共同事業で行われ、世界に先駆けてドバイをスマートシティに発展させるためのスマート・モビリティ・ソリューションとして提供された。

 

この無人走行実験にはUAEのIT企業、Omnix International社とフランスのEasymile社(LIGIER社とrobosoft社のジョイントベンチャー)*の手によって開発された電気シャトルバス(EZ10)が使用されており、車両は前後同じ形状になっている。

 

EZ10は金融センターのモハメッド・ビン・ラシッド・ブールバードからVidaホテルまでの700mを走行し、誰でも無料で利用できる。

 

今回の実験後、さらにドバイのダウンタウンとBurj Khalifa、Dubai Mall、Dubai Opera、Souq Al Bahar間で段階的に自動走行の実験を重ねる計画だ。

 

ドバイ市では2030年までに市内の移動手段の25%を自動走行車に切り替える意向だ。

 

EZ10は最高速度40kmで、市内を速度25kmで走行する。また移動可能なスロープが付いており、車椅子を使用する乗客にも利用しやすくなっている。

 

同車両の利点はトラムやメトロと異なり、使用するためのインフラを必要としないことで、自由に走行ルートを設定・変更できる。

 

備え付けられたセンサーとインテリジェント装置で走行ルート上360度に存在するあらゆる障害物を感知することができる。屋根にはナビゲーションシステムとして、GPSセンサーと2つのレーザーセンサーが備え付けられており、車両の四方にもセンサーとカメラが設置されている。車体には4mX2mの15kvのバッテリーが搭載されており、1回4時間の充電で、10時間走行できる。

 

今回の実験はドバイ市が掲げる「Dubai Plan 2021」というスマートシティ計画の一環として採用されたもので、EZ10を使った同様の走行実験がすでに欧州数カ国とシンガポールで行われている。

 

注:超小型モビリティを開発する仏リジェ(Ligier)グループと、フランス国立情報学自動制御研究所が母体でロボットの研究開発のロボソフト(Robosoft)社が共同で設立した。

 

情報源:Gulf News.com