第55回の米州開発銀行(IADB:Inter-American Development Bank)の副総裁、Hasan Tuluy氏によると、ラテンアメリカの中間所得層は全人口の32%に達したそうだ。いまだ全人口の30%は貧困層であるが、ラテンアメリカの中間所得層が貧困層を上回るのは歴史上はじめてのことだ。
IADBの定義では、アレンアメリカの中間所得層は日給U$10-50と定義され、貧困層はU$0-4とされている。
Tuluy副総裁が指摘するラテンアメリカにおける全人口に占める中間所得層(%)の拡大は各地域の主要経済指標にもはっきりと表れている:
上記のようにラテンアメリカは一昔と違い、購買力のある中間所得層が確実に増えていいる。
日本の企業にとって(特に中小企業)はまだまだラテンアメリカ市場は遠い存在だが、JICAやJETRO等の公的支援を利用して、これからはより積極的に市場開拓するべきではないかと思われる。
ブログ執筆:株式会社ユーディーアール 小椋貴央
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