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米国の中高年は機能性食品を好む

 

食品専門の調査会社であるCanadean(以下キャナディーン)によると、米国における55歳以上の消費者は消費する食品の25%を機能性食品から摂取している。中高年の人口が増えていることもあり、米国の機能性食品市場は2013年で87億ドルに達した。

 

米国では消費者の年齢が上がるほど、栄養価の高い食品を購入する傾向がある。彼らは骨密度を高めるためのカルシウムや神経機能を維持し、癌・認知症・心臓病などのリスクを減らすリボフラビン(riboflavin)*等、健康に有用な栄養素を含む食品を好む。

 

カルシウムの豊富な食品は歯を維持するのに役立ち、骨粗鬆症を防ぐので人気がある。またオメガ3やDHAを含む食品は脳の活性化、生活習慣病の予防や生活習慣病に役立つ。

 

食品メーカーのマーケット担当者は、元気で健康な中高年に対しては、機能性食品を摂取することが、いかに健康維持や病気予防に役立つかというメッセージを伝え、体に問題を抱えている中高年には健康回復効果をアピールするべきだ。

 

また中高年顧客をターゲットにする場合、食品のパッケージにも気を配らなくてはならない。特に高齢者になると食も細くなるので、食品を小分けにしたり、パッケージ当たりの容量を少なくするような工夫が必要だ。

 

また高齢者は筋力が低下してくるので、容器の重量を軽くしたり、力をいれなくても開封口が簡単に開けられるようにするべきだ。また食品を長く、美味しく賞味できるように保存可能期間の延長も考慮しなくてはならない。

 

このような傾向から、フリーズドライ製法(真空凍結乾燥技術)を利用した様々な加工食品を作り出すことが、需要拡大に不可欠の重要事項になるだろう。

 

注:リボフラビン は、ビタミンB₂ 、ラクトフラビンとも呼ばれ、ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質で、ヘテロ環状イソアロキサジン環に糖アルコールのリビトールが結合したものである。かつては成長因子 として知られていたことからビタミンGと呼ばれたこともある。

 

ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央