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2014年のグローバル太陽光発電市場は対前年比20%増

ブルームバーグニューエネジーファイナンス(以下BNEF)*によると、2014年度における、世界の太陽光発電量は44.5ギガワットに拡大し、対前年比20.9%増になるそうだ。

 

世界の太陽光市場は2012年から2013年の1年間で20.3%拡大したが、2014年も同程度の成長が見込まれる。今年は中国が市場を牽引し、中国政府の手厚いサポートにより年間で10-14GWの発電世量を拡大した。これにより、中国は日本や米国を上回り、世界最大の太陽光発電市場の地位を揺るぎないものにした。

 

米国の調査会社、IHSのシニア・リサーチャーであるAsh Sharma氏によると、2年間の停滞期を乗り越え、2013年以降、太陽光発電は完全に回復した。新規設備投資は回復し、太陽光のモジュール価格は安定し、新興国マーケットも立ち上がり始めた。

 

ただ中国市場が成長しているのに対し、欧州市場は停滞したままである。いっぽうで、投資規模は小さいが、ブラジル、チリ、タイ、オーストラリアの太陽光市場が拡大している。

 

アジアではサンパワーとインリーソーラーが利益を伸ばし、過去12ヶ月間、株価が上昇している。

 

BNEFによると、ニューヨーク証券取引所のBloomberg Global  Solar Energy Indexは2013年に20%も上昇し、太陽光メーカーは2012年度の供給過剰による停滞期から完全に抜け出した。

 

注:ブルームバーグニューエネジーファイナンスはブルームバーグの調査機関でクリーンエネルギーと低炭素技術のあらゆる側面について情報を収集、分析している。カバーする市場は、風力発電、太陽光発電、バイオエネルギー、地熱、二酸化炭素回収・貯留(CSS)、省エネルギー、原子力を含む。

 

ブログ投稿:株式会社ユーディーアール 小椋貴央