Robotenomicsによると、これからの15年間で運輸、産業用の知的作業サポート、軍事の3分野でロボットが大幅に普及するそうだ。
輸送分野では以下のような変化が起きる。
- 2020年までに自動走行トラックが世界中の道路を走行する。
- 2020年から2030年までに、少なくとも10年間はドライバーが自動運転トラックに同乗する。
- 2030年までに、新車販売トラックの全てが無人走行車になる。
- 2030年以降、ボストン・ダイナミクス社のAtlasのような人型ロボットがトラックに乗り込み荷物を運搬する。
- 2050年までに、人間が荷物を運ぶことはごくまれなことになり、人間は自動走行車や人型運搬ロボットの管理を行うことになる。
2016年5月に、ドイツの国際運輸物流会社のDHLはロボットが未来のロジスティクスの一端を担うようになると言明している。
産業用の知的作業サポート分野ではCo-bots(コボットはCooperative
robotsからきている)の利用が普及する。コボットは人と一緒に働くコラボレーション・ロボット(コボット)を意味し、従来の大型産業用ロボットはケージドロボット(ケージの中に入れらえたロボットで、人間はケージの外からロボットの作業を見ているだけで共同作業はしない)と呼ぶ。リシンク・ロボティクスのバクスター(Baxter)がコボットととしてすでに商用化されている。
- 2020年までにコボットと名付けられた小型の産業用ロボットが年間で50万台以上販売される。
- 2030年までにほとんどの製造会社はコボットを取り入れるようになる。
- コボットは3Dプリンターとともに、製造会社にとって不可欠のツールになる。
- コボットがこれまでケージドロボットが担ってきた多くの作業を代替し始める。
- コボットの普及で工場作業員の数は大幅に減り、生産性と利益率は上昇する。企業はかわりに販売、マーケティング、データ解析、ITサポートに人員を振り向けるようになる。
軍事用ロボットが戦場で幅広く活用されるようになる。
- 2020年までに兵士は軽量の外骨格スーツ(パワードスーツ)*を装着することで、その人が本来持つパワーや俊敏性、可能性を強化する。
- 2020年までにより小型の最先端技術搭載のドローンが偵察や調査のために使用される。
- 2025年までに世界の主要軍隊は無人戦車、無人走行車、その他無人車両を
- 利用するようになる。
- 軍事用の無人車両を利用することで、軍人は安全な場所から偵察や敵への攻撃を行うことが出来るようになる。
- 2025年までにAtlasのような人型ロボットが戦場で使用される。
外骨格スーツ(パワードスーツ)は軍事用だけでなく、民間でも介護や建設分野で利用されることが期待されており、建設コンサルタントのArcadis社によると、外骨格スーツを導入することで、世界の建設産業の生産高が2025年までに70%増加し、15兆ドル(約1,600兆円)に達する。これにより、建設現場の作業効率が向上し、熟練した建設労働者が高齢化しても現場で働き続けることができるようになる。
情報源:Robotenomics、DHLプレスリリース、GEレポート、ARCADISプレスリリース等
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